学園煉獄

クラス軸を自分軸に書き直すための万里の紀行文

ゲーッ! 風俗の超人!!

つらいことしんどいことが沢山でグジュグジュになってた。

結局コロナデマーダーたちは裁かれぬまま、

コロナ禍はなんとなく終わった感じにされ、

死んでも構わぬ人間と貶められた僕の人権の残骸と元凶のウイルスだけが、

ないものとしてここにある。

 

参考までに、フランス王家が扇動したサンバルテルミの虐殺の犠牲者は、

だいたい13万人と見積もられているようで。

王権があったということは、人権がなかったということですよ。教養というやつですね。

 

虐殺といえば、メンタルがいよいよアウシュビッツみたいになっていたようで、

ベッドで仰向けになったまま、存在しないキノコを愛でる独り言を言っていました。

キアシヤマドリタケをナデナデしていたはずなのですが、

おかいことに僕の手には何もなく、見ていたのは漆黒に染まる天井。

「ああかわいい、かわいいね、丸くてかわいいね……」

一体何が丸かったのでしょうね。

 

それ以外にも人生踏んだり蹴ったりで、次から次へと困難が飛び込んできて、

「大殺界ってもう死語なんだっけ?」と思ったりしています。

動かないと人生は改善しないし悪化するばかりなのに、結局いまだに動けません。

 

 

そんなこんなで抜け殻みたいにインターネットをしていたのですが、

PCのおせっかい機能がなぜだか突然発動して、

数年前の同日に撮ったらしい写真を表示してきたんです。

 

それは大学時代から8年通っていた風俗嬢と一緒に撮ってもらった写真でした。

見た目も性癖も完璧に好みだった大好きな風俗嬢。

一目見ただけで涙があふれます。

桜が順々花開いていくように、胸から手足の先に向かって

ほんわか色づき弛緩し柔らかになっていくのがわかるのです。

みるみるうちに全身に温かさと瑞々しさとが戻ってゆくのを感じました。

 

ああ、もう一度会いたい。もう一度あの日々を。

また中学の悪意の中に投げ込まれようとも、高校の絶望に身を置こうとも、

そののちコロナで呼吸ができなくなるのでも、戻れるものなら戻りたい。

地獄の合間の8年間でまた同じ風俗嬢に入りたい。

こんな人生でも幸せな瞬間があったんだ!

 

そう、あの日々の体験がもしもう一度あるのなら、

人生あと一回くらい、そっくりそのままやり直してみてもいい。

恋愛至上主義に尊厳を踏みにじられたことのある人間には、

良質な異性との良質な性体験が何にも勝る精神の万能薬になりますからね。

 

いまの人生が八方塞りである現実は微塵も変わっちゃいませんが、

この瞬間のために生きたのだという一瞬を見つけられていること。

それは何にも代えがたい幸福で、神の救済にだって代わりうるものです。

 

これってつまりあれじゃないですか。ツァラトゥストラがいうところの、超人。

だから今は暗いベッドに寝ていても、おれは光の矢にだってなれるはず。